私の暮らす街は変な街だ。 表通りに予備校や塾がひしめき合い、我が子を有名小学校ないし中学校にぶち込むために、ハイヒールにイヤリングをつけた金持ちマダムが血眼になって高級車で送り迎えを繰り返す光景が毎夜繰り返される。 ともすれば、心許ない能力…
年末は熊本に帰っていた。 またかとなるかもしれないけれど、1人ではやりきれなかった。 もう何もかも疲れ果てて、呆然と右肩上がりの感染者数に耳を傾けた。 涙が溢れて溢れて、自分の中の何かが日々壊れていくのを感じている。 結局心休まらずそのまま正月…
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